卵を包むカプセル。チャバネゴキブリの場合、卵が40~50個入っており、卵を乾燥から守る液体で満たされています。粘着性があり、梱包や食材などに付着して店舗内に侵入します。
一生の中でこれを月に1回ほどのペースで、3~7回産みます。理論上、1年間で1つのつがいから1000万匹に増えます。
チャバネゴキブリのメスは20日ほどで孵化するまで、これを腹部後端につけた状態で行動します。また、身に危険が迫ると、これを産み落とします。
卵が卵鞘に包まれているため、薬剤などは効きません。物理的に卵を潰さなければ、孵化してしまいます。
ゴキブリの駆除を行う場合は、成虫に対してだけでなく、新たに孵化した個体に対しても駆除を行うことが不可欠です。
チャバネゴキブリは孵化してから50日ほどで成虫になります。
ゴキブリは何でも食べる雑食性で、水さえあれば生き延びられます。
ゴキブリが住む場所には「ローチサイン(ゴキブリの糞。)」を見ることができます。
ゴキブリの生息場所を把握することで、効果的な駆除が行えます。